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今日、ある老人施設に入所されれいる
御高齢の女性の方が、家族に付き添われ
入れ歯の調整を希望されて来院されました。

よくお話を聞くと、
数日前に椅子に座ってうたた寝をしていたところ
突然顔面が蒼白となり、苦しみだしたそうです。
あわてて口の中を確認してみると、
入れていたはずの下の入れ歯が無く、
よく見ると、喉の奥に入れ歯の一部が確認できたため、
慎重に取り出すと、顔色が回復され、無事に復活されたそうです。

そのため、施設の方は入れ歯の誤飲が怖くて
食事以外の時は入れ歯を預かってしまったようです。

当医院では、粘膜面が不適合となった入れ歯を修理させて頂いたのですが、
付添いの方は、入れ歯は食べる時だけで良いのかと質問されました。
ご家族はこの一件があった後も、
入れ歯を入れてあげてほしいと職員に言われていたそうです。

私の考えとしては、
確かに命の危険があったため、施設の方のお気持ちもすごく理解出来ます。
しかし、入れ歯というものは
スプーンやお箸のような食事の道具のような単純なものでなく、

 下顎の位置を落ち着かせ、
 顔貌を整えたり発音をはっきりさせるだけでなく、
 唾液の嚥下の助けとなったり 
 噛むことによる脳への刺激を与えたり
 立った時の姿勢と歩行の安定にもつながったりと


老人の方の人として生きるための助けとなることが多く、
QOLに大きく寄与することは明らかです。

この方は、寝たきりではなく
軽い介助は必要ですが、自力で歩行は出来て、
預かられてしまった入れ歯は、どこに持って行ったのかと
周りの職員に時々聞いておられたようで、
入れ歯を必要とされていました。

その事故があった時は、
座位で上を向いて口を開けて寝ておられたようですので、
喉の奥に入れ歯が落ち込み、
また、椅子には頭の固定する場所がなかったと考えられます。

入れ歯を取り上げてしまうより、
入れ歯を飲み込まないようにする姿勢や環境が大切だと説明させて頂くと
付添いの方は、私の意見にすごく納得され、
入れ歯を出来るだけ入れてもらえるように施設の方に言いますといって
帰られました。

老人施設によって入所者の入れ歯の扱いは様々です。
介護職員の入れ歯に対する理解と
QOLを考えた上でのご家族との相談と同意が重要であると痛感しました。


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今日は、以前から楽しみにしていた講演会。
去年の夏に、別の講演会で知ることができた
ポリリン酸についてもっと知りたいと思い、
ポリリン酸ホワイトニングの講演会に参加しました。
ホワイトニングといえば、歯科衛生士も重要な役割があるので
今回は2名のスタッフも同席することになりました。

ポリリン酸とは、化合物のリン酸が多数結合してできた物質であり、
人が生きていく上で欠かせない物質で、
リン酸の結合の鎖の長さでポリリン酸の機能が大きく変わります。
鎖の長い長鎖ポリリン酸は抗菌効果が期待でき、
鎖の短い短鎖ポリリン酸は歯のステイン除去や沈着防止の効果が期待でき、
鎖の長さが中ぐらいのポリリン酸は、
創傷治癒促進、細胞増殖促進、歯周組織再生促進などの効果が期待出来る、素晴らしい材料です。

今はホワイトニングやステインなどの色素沈着に効果がある
短鎖ポリリン酸配合された商品が販売されるようになりましたが、
今後は、長鎖ポリリン酸や中鎖ポリリン酸の配合された材料が
歯科医科問わず、いろんな分野で応用されるようになり、
医療界の革命が起こるのではないかと言われています。

そんなポリリン酸を使ったホワイトニングは
今まで行われてきた一般的なホワイトニングと比べて

 ・ほとんどしみることはない
 ・従来に比べ、透明感のある自然な仕上がり
 ・アパタイト粉末の実験では従来の方法に比べ
  ホワイトニングの効果が3倍
 ・ステイン付着予防効果もあるため、ホワイトニング中に
  着色しやすいコーヒーやカレー、ワインなどの食品の制限がない。
 ・唾液中のカルシウムを取り込み、再石灰化を促す作用がある
  そのため歯を強化できる
 ・毒性や副作用が無い


など従来にない素晴らしい効果が期待でき、
最近では、芸能人やテレビのアナウンサーなどにも注目され、施術されています。

聴講生が実際にデモでホワイトニングをして
手順を説明してもらい、効果の確認をしました。

以前ホワイトニングを経験し、十分歯が白い女性でしたが、
明らかに今まで以上の効果があり、
期待ができる商品であることが確認できました。

今回得た知識を元に、当医院でも近日中に導入予定です。

今までのホワイトニングに不満を感じていた方
どうぞ試してみてください。

 

本日、毎月恒例の
なかにし歯科医院スタッフミーティングの日です。

当医院は、昨年よりクレド経営を導入しました。
クレドとは、ラテン語で「信条」「理念」を表す言葉で
導入例としてリッツ・カールトンが有名ですが、
ビジョンやミッションといった経営哲学がしっかりしていることが大前提で、
それをよりわかりやすく納得しやすい言葉で従業員全員に伝えるために
つくられたのがクレドです。

つまり、自分医院の存在意義や仕事への誇り、
社会に貢献しているといった意識を盛り込み、
医院の価値観を形にしてスタッフに浸透させるツールとして「クレド」を活用し、
院長はじめスタッフ共に一丸となり
多くの患者様が満足頂ける医院づくりに役立てようと考えています。

そのクレドを元に
我々の仕事をする上での考えを統一し、
院内の問題点と改善方法を議論し合いました。

その後、2人のスタッフが
当医院で使用している内服薬と
他の薬剤や食べ物の飲み合わせの注意点についてのレポート
さらに、口腔癌についてのレポートをそれぞれ発表し、
有意義な時間を過ごしました。


今日当医院のスタッフが、
噛み合わせがおかしいので診てほしいと言ってきました。

いろいろ問診をしてみると、数か月前からおかしくなてきたとのこと。
右の噛み合わせが高いと言うので調べると、確かに高いのですが、
歯周病や根尖病巣などの異常はありません。

これはおかしいと思い、以前から勉強してきたOリングテストで調べると、
両側の仙腸関節(骨盤)と股関節に異常な反応がみられました。
そこで、以前習っていたAKA(関節運動学的アプローチ)を使って
仙腸関節と股関節の調整を行ってみると、
噛み合わせを完全に元に戻すことができました。
スタッフが用意していた、切削器具は全く使わずに済んでしまいました。

歯に炎症などの所見もないのに、急に噛み合わせがおかしくなることは、
私自身も時々経験することがあります。

同様の症状が見られたら、まずは体のゆがみを疑ってみては?

最近、治療する上で一般的なレントゲン撮影だけでは
なかなか診断しずらいケースが増え、
フラストレーションが溜まっていました。

歯科用CTでは、
歯の周囲の組織を詳しく断層の像で診ることが出来るので、
以前から導入したいと考えていましたが、
費用対効果を考えると、躊躇していました。

最近では、数年前よりも導入費用が安価になってきたこと
そして、CT撮影は保険でも一部適応可能となり、
導入しやすい環境が整ってきて、
本日、ついに我が医院でも歯科用CTを導入されました。

歯科用CTは、

*親知らずをより安全に抜歯するための撮影
*歯根嚢胞とよばれる歯の根の先にできた膿の袋の位置や大きさを把握するための撮影
*歯の折れている場所によっては、今まで診断できなかった破折線も、立体的な画像により診断可能
*歯周病で、従来のX線写真では把握できない複雑な骨の欠損状態の把握
*インプラント治療における診断とガイドシステムの作成

などに大変役立つ情報が得られることが可能となりました。

明日から本格始動ですので、
今までのフラストレーションが、少しは解消できそうです。